2020年 第12回 Web・オンライン

日本ブリーフセラピー協会第12回学術会議に関する重要なお知らせ
第12回学術会議の開催について
会員の皆さま・ご参加を予定されている皆さま


本大会は、社会情勢の中でオンライン開催となりましたが、従来の大会の枠にとらわれないオンライン開催ならではの面白い大会開催を目指します。運営・企画委員は、35歳以下若手で行うことになりました。今年度の学術大会の概要の一部は下記の通りです。詳細は大会HP(https://www.senkyo.co.jp/nfbt2020/index.html)をご覧ください。


● 大会テーマ 『ブリーフセラピーの創造性・多様性』

大会テーマは、『ブリーフセラピーの創造性と多様性』です。
ブリーフセラピーは、面接で決められた治療モデルや質問技法を踏襲するのではなく、ブリーフセラピーの精神――クライアント・ファーストかつ、型にとらわれない新しい発想のなかで、新しいモデルや方法を創造してきました。今大会は、オンラインで、参加者の皆さまと一体となって、ブリーフセラピーの創造性・多様性を創って参りたいと思います。ぜひお楽しみください!

● 会 期 令和2年10月10日(土)~11月8日(日)

企画シンポジウム・ブリーフセラピストNo,1選手権、大会企画イベントは、当初予定通り、11月7日・8日(土・日)に開催いたします。研究発表・自主企画シンポジウム、大会ワークショップは10月10日(土)から11月8日(日)までの期間、参加者専用ページにてストリーミング配信(動画配信)いたします。


● 会 場 オンライン・WEB開催


● 概 要

◆大会特別企画1
『ブリーフセラピストNo,1選手権 B-1GP』

日本ブリーフセラピー協会学術会議といえば、ブリーフセラピーNo,1選手権(通称B-1グランプリ)です。B-1グランプリは、「カウンセリング技術を競い合う」という禁忌破りのコンセプトでありながら、学会に欠かせないコンテンツとなり、毎年大きな盛り上がりをみせております。全国の支部から精鋭を募り、日頃の鍛錬の成果を披露します。当協会の1つの文化と言っても過言ではないでしょう。
ここ数年は出場支部が多いことから予選を行っており、今年も厳しい予選を勝ち抜いた3支部が本選に出場します。本選では来談直前にケース概要を知らされた出場者が、面接の方針や戦略について語った後、面接を披露します。磨き抜かれたカウンセリングのデモンストレーションをご覧ください。

◆大会特別企画2
『匠が隣で面接している!! ヴァーチャルリアリティによる陪席体験』

誰しもが著名な先生方の陪席を体験してみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。通常は、先生がいる大学院に入学したり、弟子として雇ってもらわないと体験できません。しかし、コロナ禍によりオンライン開催となったことをむしろ生かした企画として、この度は、その希望をバーチャルリアリティによって叶えます。セラピスト役は、認知行動療法/スキーマ療法を専門とする伊藤絵美先生(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス 所長)、とブリーフセラピーの若島孔文先生です。伊藤絵美先生は、認知行動療法の理論と実践の両方において第一線でご活躍されている先生で、そのご著書は認知行動療法を理解するうえで必読本です。若島孔文先生(東北大学教育学部 教授)も「伊藤絵美先生が出るなら」ということで、今回の企画にご協力を頂きました。伊藤絵美先生と若島孔文先生は「心理療法の交差点2」において、それぞれスキーマ療法とブリーフセラピーの専門家として共演されています。この度は、そんなお二人の面接(ロールプレイ)を360度カメラにより撮影を行い、普段では体験できない距離感で先生方の面接を体感していただきます。ロールプレイの実践に対する解説編もご用意しております。ぜひ、先生方のご著書を読んだうえで、スマートホンを用意して、理論と実践、認知行動療法とブリーフセラピーをご体感ください。流れとしては、10月中に面接の配信を行い、質問や感想を募り、それをもとに両先生が対談・解説されたものを解説編として配信します。

◆大会企画シンポジウム『情報処理と臨床心理学―現在の到達点とこれから―』

近年、情報処理技術は飛躍的な発展を遂げています。情報処理技術を臨床心理学的なアセスメントに応用することで、従来の方法では検出できなかったリスクの発見や、早い段階からの支援提供が可能となります。また、アセスメントへの応用のみならず、介入への応用についても検討が行われ始めています。しかし、現在の技術において、臨床心理学的な実践の全てを人工知能に置き換えることは現実的ではありません。その一方で、人工知能の強みを生かした適用場面や活用方法があります。そこで、今回のシンポジウムでは、遠い未来の話をするのではなく、現在の技術の到達点において活用が期待される場面や活用方法について紹介し、検討を行います。

◆大会番組『Brief Night NIPPON! 〜個性的なセラピストたちの臨床談義〜』

掛井一徳先生(かけい臨床心理相談室/愛知学院大学特任講師)が、特別ゲストのセラピストをお招きして、カウンセリングとブリーフセラピーについてリスナー目線でお届けするラジオ番組です。特別ゲストは、近日公開。何が起きるかわりません。ワクワク感をお楽しみください。 *特別ゲストと番組への質問とお便りメッセージをお待ちしております。
*番組ではNFBT大会の魅力と楽しみ方についても情報提供いたします。

◆大会交流企画 第一部 『onlineポリフォニー――ブリーフな出会いの場』

『ポリフォニー』という言葉には、一つひとつの声を尊重し、それらの声を響かせ合う「多声性」という意味があります。本企画は、参加者一人ひとりの声を響かせ合うことを大切にしています。
大会は、「どんな出会いがあるのだろう」とドキドキします。これまでの大会では、イベントの合間に、廊下で旧知の先生方とご挨拶ができたり、知り合いの先生を通じて新しい出会いが生まれます。オンライン大会でも、参加者同士の交流を実現します。
本企画は、Remoというコミュニティ・イベントツールを使って、参加者同士の交流を大切にしていきます。大会が終わった後も、新しい参加者同士の交流が続くように工夫を凝らしたいと思います。少人数のテーブルで、ファシリテーターがガイドし、簡単なトピックについて対話をしていきます。
初めて大会に参加される先生にも、初めてRemoを使われる先生にも、安心してご参加いただき、楽しんでいただけるように、担当スタッフが企画を練っています。
「オンラインでどう接続するのか心配…」「たくさんの人とコミュニケーションするの疲れそう…」「初めて大会に参加するので緊張する」という心配もあるかと思います。ぜひご安心のうえ、お楽しみください!

接続方法については、ダイレクトメールまたはホームページを通じてご案内いたします。初めて大会に参加される方が参加しやすい配慮が施されています。

Remoについて
(参考URLリンク)参考記事Remo HP

◆大会交流企画 第二部 『onlineポリフォニー――夜まで生ブリーフ』

多彩なイベントが目白押しのオンライン大会ですが、各種イベントを楽しんでいただいても、感想を交換する機会がないと欲求不満になってしまいます。そこで、参加者の感想と声を響かせ合う機会を設けます。Remoというコミュニティ・イベントツールを使い、大会イベントについて語り合う場をご用意します。初参加の方も、おひとりさまの方ももちろん大歓迎!途中参加途中退室もOK!ついついやりとりをしてしまうような企画ブースも用意しています。会場の中を自由に移動しながらたくさんの人と語り合いましょう。お飲み物をご用意の上、ご参加ください!

※その他,スケジュールや,ワークショップ・研究発表の詳細は,大会HPをご覧ください!


● 実行委員長 平泉拓(東北福祉大学)(大会事務局 東北福祉大学)

本大会は、オンライン大会ならではの企画を練っています。初めての試みで至らぬ点も多いことと存じますが、初めてブリーフセラピーを学ぶ人にとっても、ブリーフセラピーをさらに深めていく人にとっても、面白い大会にしたく存じます。オンライン大会を、皆さんと盛り上げていきたいと思いますので、大会に向けて、変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

● 大会事務局

                                           東北福祉大学 平泉拓研究室

● 問い合わせ先

                                           Mail: nfbt2020jimukyoku@gmail.com