2024年 第16回 新潟

台風10号の接近により16回学術会議の開催方法をオンラインに変更しました。
詳しくは大会HP(https://x.gd/M1nWc)に掲載されております内容をご確認いただきたくお願いいたします。

大会HPはこちら

大会チラシはこちらからダウンロードできます

開催日程
日時:2024年8月31日(土)〜9月1日(日)
会場:朱鷺メッセ(〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島6−1)
会場HP:https://www.tokimesse.com/
*対面開催ですが、一部のコンテンツではオンデマンド配信も予定しています。

大会テーマ
「Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.」
~間違えてもいい、腕白に物語ろう!~

 新潟の地でブリーフセラピー以外のセラピーを身近に感じることが格段に増える中で、私自身も第14回福島大会や第15回京都大会のテーマに接続する「ブリーフセラピーらしさとは何だろう」という疑問に直面しました。そして、様々なオリエンテーションの先生方との交流やディスカッションを通じて、その特徴が「プラグマティズム哲学」にあることを再認識するに至りました。
 Social-goodやCorrectnessについて盛んに論じられる昨今にあって、社会が絶対精神に向けて歩みを進めるプロセスを“テーゼ”と“アンチテーゼ”の止揚による合(ジンテーゼ)への到達としたドイツ観念論哲学者ヘーゲル(G. W. F. Hegel)の思想が思い出されます。
 社会を前進させようとするその意気やよし。しかし、我々は唯一善の追求が独善へと至り、それが人間疎外を生み出してきた不幸があったことを歴史の中に見つけることができます。プラグマティズム哲学が持つ可謬主義的性格は、多様な出自や背景を持つアメリカにおいて連帯への希望を抱かせる思想だったのです。個々の多様性を包摂しつつ新たな連帯を作る、そのために私達は間違ってもいいから「本気で、そして腕白に語り合う必要があるのだ!」という事をプラグマティズム哲学の実践者として見つめ直す機会に第16回大会がなることを願います。諦観や放任や無秩序を擁護するためではなく、支援と連帯のためのプラグマティズム、それが新潟大会のメインテーマです。是非新潟にお越しください。

⽇本ブリーフセラピー協会第 16 回学術会議
⼤会⻑ 小林 智(新潟⽀部⻑)

B-1グランプリのご案内

【B1 GRAND-PRIX ルールの概要】
・ 出場者はセラピスト2名、バックスタッフ1名の3人1組
・ 予選は15分程度の面接動画を見て、ケースの見立てについて語ってもらう動画を視聴者に評価してもらい、本選出場チームを3チームに決定する。詳細は以下記載。
・ 本選は25分間のロールプレイ面接を行い、その面接動画を視聴者に評価してもらい順位を決定する。
・ 予選、本選いずれもZoomによるオンライン形式で実施する。
※ ホワイトボードや画面共有等のZoomの機能については、撮影上のトラブル回避のため、使用禁止とします。

【バックスタッフの運用ルール】
・ ワンウェイミラーの外側にいるという設定とする。
・ 直接クライアントと話をする、顔を合わせるなどは行わない
・ 面接中のバックスタッフとセラピスト2名へのチャットの利用は可とする。
・ 面接を中断し、ブレイクを取る際に3名で話し合いを行うことも可(その際は、バックスタッフも顔出しをする)

【予選について】
セラピスト-クライアントによる20分程度のセラピー場面を出場者3名に見てもらいます。その後、3分間の話し合いの後に自分たちが面接すると仮定したときの以下の質問について5分以内で語ってもらうというものです。
~質問~
(1) 見立て
(2) 追加でしたい質問(3つまで)
(3) 介入

後日、撮影した動画をネット上(特設サイトを経由した限定公開のYouTube)に公開し、投票を募り、上位3支部が本選に出場するという形となります(本選の詳細に関しましては出場支部が決まりましたら、追って当該支部にお伝えいたします)。

【参加申し込みについて】
参加を希望される際には、その旨と【出場者3名のお名前】、【それぞれの役割(セラピスト役・バックスタッフ役)】、【それぞれのメールアドレス】を以下までご連絡ください。

連絡先:新潟大会事務局
b1.grand.prix.nfbt@gmail.com
※件名に「B-1 申し込み 〇〇支部」と記入してください。    

なお、出場者未定のままの申込みは受け付けておりませんので、出場者を確定した上で申込みをしていただくようお願いいたします。
申し込みされた支部は、締め切り期限に限らず、順次予選動画の撮影を行いますので、参観者のみなさまには日程調整のご協力をお願いいたします。
出場者のメールアドレスの記載をお願いする理由は、Zoomを用いて代表者3名の方にお題となるセラピー場面を見てもらい、その後5分以内で語ってもらう形を取るため、その際に使うZoomのURLなどをお送りする他、各参加者からの問い合わせに対応するために必要になります。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
ご検討いただくにあたってご不明な点がございましたらお尋ねいただければ幸いです。
また締め切り期限までの時間が短く、誠に勝手ではございますが、申込期限を5月6日23:59までとさせていただきたいと思います。

さまざまな変化に適応していくことが大変な時期ではありますが、どうぞご自愛くださいますようお祈りしております。

日本ブリーフセラピー協会第16回学術会議福島大会
大会長  小林 智
B-1担当 井上智博・齋藤かほ・小林大介