日本ブリーフセラピー協会学術会議第11回大会
~心配するな、なんとかなる~
ご挨拶
杜の都仙台の街路樹、郊外の樹々、山々も令和元年最後の秋を彩っております。第11回の「日本ブリーフセラピー協会学術会議」をこの仙台の地で開催し、皆様をお迎えすることができましたこと、大変うれしく思っております。仙台での開催は、第3回大会と今回で2回目になります。
思いおこせば、第3回大会の時に学生だった方々が、大会長だった長谷川先生をサポートしながら、会の運営をてきぱきと運んでおりましたが、その方々が今回は陣頭指揮をとりながら学生たちに指示している姿に、この大会の歴史(少し大げさですが)を感じております。その大会でも、「小野直広先生を語る」が企画シンポジウムとしてプログラミングされておりました。
今年の大会テーマは「心配するな、なんとかなる」です。仙台、短期療法、とくれば、どうしても小野直広先生が浮かぶと思います。小野先生を知っている、または身近に接したことがある人だったらこのテーマは、実に小野先生の人柄そのものと思うかもしれないのですが、一休宗純の遺文として「心配するな、なんとかなる」というものも広く知られています。この二人に共通しているのは、形式や因習に捕われない、人間味のある(物の本質を瞬時に見てとれる)ところだと思います。この様に、ブリーフセラピーも、底辺には枠にこだわらない自由な発想があるのではないか、とおもいます。
さて、「心配するな、なんとかなる」これって、実はとても難しいと思いませんか?常日頃の自分の生き方に照らし合わせて見ても結構難しいと思います。また、これができずに悩んでいる人も多いと思います。しかし、翻って我が身を見ると、今回の大会長の役割も、挨拶文も「なんとかなるさ」で軽く引き受け、自分の人生も結構「なんとかなるさ」で来たのかもしれない、これってやはり「小野先生に師事したためか」「短期療法を学んだためか」いや待てよ、本来持っていた「いい加減さが強化されたのか」等々、考えてしまいますが…(もっと他のことで真剣に悩んだほうがいいと思いますが…)
「心配するな、なんとかなる」面白く、興味深いテーマを掲げた第11回大会、運営にかかわっている学生達も成功させようと、頑張りました。参加された皆様にとって、実りのある二日間でありますように願っております。
この原稿を書いているバックから、スティービー・ワンダーの「Don’t You Worry ’Bout A Thing」が流れてきました。すごい偶然です。
日本ブリーフセラピー協会第11回学術会議
大会長 一条孝子
日程
2019年11月23日(土)、24日(日)
会場
11月23日(土) 仙台国際センター
〒980-0856 宮城県仙台市青葉区青葉山無番地
http://www.aobayama.jp/access/
11月24日(日) 東北大学川内南キャンパス文科系総合研究棟
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27-1
https://www.sed.tohoku.ac.jp/access.html
内容・プログラム
【1日目】 2019年11月23日(仙台国際センター)
✔オープニング・セレモニー 記念講演:
ブリーフの考え方を社会システムに使う-その歴史と現在-
講師: 長谷川啓三(東北大学名誉教授 日本ブリーフセラピー協会代表)
司会: 若島孔文(東北大学大学院)
✔大会特別企画ブリーフセラピストNO,1選手権B-1GP
ブリーフセラピー協会学術会議といえば、ブリーフセラピーNo1選手権(通称B1グランプリ)です。B1グランプリは、カウンセリングの技術を競い合う最もクレージーなコンセプトながら、なぜか恒例のコンテンツとなり、盛り上がりをみせております。もはや、B1と聞けば、やきそばを凌ぐ勢いです。
全国の支部が会員のトレーニングを行い、選手を選出して戦いに臨みます。また今年は、出場支部が多くなったことから、動画による予選が行われ2支部に絞られます。会場のみなさまには、合計2支部の中から最も優れたデモンストレーションを行った支部に投票を行っていただきます。今年は、予選から勝ち上がることができるのは2支部となっていますので、相当な激戦が見込まれると思います。そして、会場からの刺客による大どんでん返しももしかしたらあるかもしれません。今年も、磨き抜かれたカウンセリングのデモンストレーションをぜひご体感下さい。
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- B-1 グランプリの予選の投票は終了しました。
- 多数の投票ありがとうございました。
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司会: 佐藤宏平(山形大学)
解説: 生田倫子(神奈川県立保健福祉大学)
浜野 翼(市川児童相談所 2017年度・2018年度B1グランプリ・チャンピオン)
表彰: 長谷川啓三(東北大学名誉教授)
✔コンサルテーション面接およびそのライブ・スーパーヴィジョン(2ケース)
チーム1
セラピスト:伊東 優(医療法人栄仁会宇治おうばく病院)
田辺瑠美(長岡ヘルスケアセンター)
チーム: 石井宏祐(佐賀大学)
三谷聖也(東北福祉大学)
花田里欧子(東京女子大学)
会場から2名
チーム2
セラピスト:掛井一徳(愛知学院大学心理臨床センター)
戸田さやか(はらメディカルクリニック)
チーム: 佐藤克彦(三楽病院 日本ブリーフセラピー協会研究員制度チーフトレーナー)
森川友晴(株式会社チェリッシュグロウ 日本ブリーフセラピー協会研究員制度チーフトレーナー)
西川公平(CBTセンター 所長)
野口修司(香川大学)
会場から1名
司会:奥野雅子(岩手大学)
若島孔文(東北大学大学院)
コメント: 水谷久康(愛知文教女子短期大学)
✔懇親会
【2日目】 2019年11月24日(東北大学・川内南キャンパス)
✔口頭発表・ポスター発表
✔ワークショップ
- *⻑谷川啓三先生の「カップル・セラピー試論/リカップリングのワークを考える」は、 ⻑谷川先生のお仕事の関係で都合がつかなくなり、大会事務局としても⻑谷川先生のワー クショップの開催を断念せざるを得ないという判断になりました。予めご了承ください。な お、一日目に予定されていた⻑谷川先生の記念講演および大会特別企画などについて変更 はございません。
WS①犯罪臨床とソリューションフォーカストアプローチ
駒場優子(法務省矯正局府中刑務所)
横谷謙次(徳島大学)
WS2②システムズ・アプローチをブリーフセラピーに活用する
東 豊(龍谷大学)
WS③ブリーフ・コンサルテーション
生田倫子(神奈川県立保健福祉大学)
石井宏祐(佐賀大学)
WS④武術から心理療法を考える
掛井一徳(愛知学院大学心理臨床センター)
中尾圭樹(アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社)
若島孔文(東北大学大学院)
WS⑤ユーモアとブリーフセラピー
椎野睦(産業能率大学)
板倉憲政(岐阜大学)
WS⑥解離という文脈、USPTというセラピー
新谷宏伸(本庄児玉病院/USPT研究会理事長)
全日企画
合コン 〜合同コネクション、コンサルテーション、コンプリメント〜
コンセプト:学会が「つなぐ」場になる!!
お昼休みに開催!!(11 月 23 日 13:00~14:00,24 日 12:00~13:00)
昨年度も開催した合コンを今年も開催します!様々な専門性を持つNFBTの参加者ですが、どうしても新しい交流や出会いを逃しがち。1人で参加している方も、新しい出会いを求めている方も、この企画を通して、新しいつながりや仲間がみつかります!
昼食コーナーに「合コンブース」を設けます。スタッフがランダムに席を設定させて頂きますので、同席された方と自己紹介や学会中のプログラムの感想、普段の活動や今興味のあるまたは知りたいことについての意見交換などご自由に過ごされてください。
ポスター発表
ポスターは当日(11月24日)10:00〜12:00 の間に会場に掲示してください。
発表者は 11 月 24 日 12:00〜12:50 を滞在時間として、プレゼンテーション、ディスカ ッションを行い、16:00 までにポスターの撤去をお願いいたします。
お申し込み方法:大会参加
期日:発表申込み・抄録提出締め切り:10月11日(金)をもって締め切りました。
大会参加事前申し込みは 10 月 25 日(金)をもって締め切りました。
今後の大会への参 加を希望される方は、当日の受付にて申し込みを行い、当日料金をお支払いください。また、 事前申し込みを済ませたものの、振込を完了していない方は当日料金でのご案内になりま す。受付にて当日料金をお支払いください。
お申し込みフォーム(事前申し込みの方のみ):
事前申し込みの受付は終了しました。
事前申し込みの受付は終了しました。
お問い合わせ先:nfbt2019@gmail.com
申し込みに関する注意事項
お申し込みを頂いた方には nfbt2019@gmail.comより確認の返信メールが届きます。
メールの受信が確認できなかった場合、迷惑メールフォルダに振り分けられている場合もございますので、そちらもご確認の上、確認メールが届いていない場合、大会事務局(nfbt2019@gmail.com)までお問い合わせいただきますようお願い致します。
事前参加申し込みの締め切りは10/25(金)であり、料金振り込みが確認された時点で事前申し込みの完了となります。
事前参加申し込みが終了した後に参加ご希望の方は、当日受付にてお申し込みの上、大会参加費(現金のみ)をお支払いください。なお、事前参加申込終了後は、ワークショップは定員に達している場合がございますので、何卒ご了承くださいませ。
お申し込み方法:発表申込
お申し込み
発表の申し込みは終了しました。
研究発表・事例発表希望の方は申込みフォームならびにFaxでの申し込みに加えて、①希望される発表形式と②発表抄録をメールに添付して、大会事務局宛にMailにてお送りください。
発表形式
1.口頭発表
1-1.事例発表 : 発表30分 + 質疑応答10分
1-2.事例発表(ショートケースレポート) : 発表15分 + 質疑応答5分
1-3.研究発表 : 発表15分 + 質疑応答5分
2.ポスター発表
2-1.事例発表
2-2.研究発表
口頭発表、ポスター発表において第一筆者となれるのは一発表に限定されます。連名発表についてはこの限りではございません。発表の申し込みは、発表申込期日までに発表抄録をお送りください。所定のフォーマットを使用し、ワード形式(Microsoft Word形式)にて以下のメールアドレスに送ってください。なお、お送りいただいた抄録は、そのまま印刷しますので誤字脱字等ご確認ください。ポスターのパネルの大きさは概ねH2100×W900となります。一発表につき一枚のパネルを準備いたしますので、一枚のパネルの範囲内でご自由に使用してください。
発表原稿送付先
Mail: nfbt2019@gmail.com
※本文に口頭発表、ポスター発表のいずれかを記入してください。
研究発表原稿(口頭発表・ポスター発表共通)
事例発表・ショートケースレポート原稿(口頭発表・ポスター発表共通)
料金
大会参加費
会員1,2,3:8,000円(当日参加:10,000円)
その他会員4:10,000円(当日参加:12,000円)
非会員12,000円(当日参加:14,000円)
ワークショップ参加費(本年度は午後のみの開催となります)
会員:4,000円
その他会員 :6,000円
非会員:7,000円
懇親会参加費
当日参加も同額ですが、人数の事前把握のために事前納入でのお支払いをお願いしております。
会員・その他会員・非会員:5,000円
お弁当
お弁当:1食 1,000円(飲み物付き)
1日目、2日目のうち、ご希望の日付をお申し込みの際にご選択ください。
なお、事前にお申し込み頂いたお弁当の日付の変更は、原則行っておりませんので、ご了承ください。
注記)
1.ここでの会員とは,本年度(2019年度4月以降)会費をお支払いいただいている日本ブリーフセラピー協会本部,ならびに短期療法を学ぶ会各支部の会員を指します。
2.本年度会費が未納の場合には,年会費5,000円を本部にてお支払ください
3.大会事前参加と同時に当協会への入会も可能です。当協会入会申し込みフォームより事務局にご連絡ください。一度納入された参加費は,欠席の場合でも返金しかねますのでご了承ください。
4.その他会員には,石巻地区学校保健会,仙台カウンセリング研究会,仙台市教育委員会,(社福)仙台市社会福祉協議会,日本産業カウンセラー協会東北支部,宮城県教育委員会,宮城県臨床心理士会の7団体が含まれます。参加申し込みの際に,団体名の記入をよろしくお願いいたします。
振込先
口座名称(漢字)日本ブリーフセラピー協会学術大会事務局
(カナ)二ホンブリーフセラピーキョウカイガクジュツタイカイシ
※必ず末尾の「シ」までご入力ください。
お振込み先:ゆうちょ銀行 二二九 店
口座記号番号: 02200-8-143398
口座番号:当座 0143398
注意事項
<臨床心理士ポイントについて>
本大会では臨床心理士研修のポイント申請を予定しております。臨床心理士のポイントを希望の方は,以下のプログラムにご参加ください。
〇 2019年11月23日
* ※「大会特別企画:B-1GP」
「コンサルテーション面接およびライブ・スーパーヴィジョン」
上記の2プログラムへの参加にて規定第2条(3)「関連学会での諸活動への参
加 ワークショップ受講者」となります。
○ 2019年11月24日
* ワークショップ
大会特別企画・ワークショップへの参加及びいずれか1つのワークショップ参加で規定第2条(3)「関連学会での諸活動への参加 ワークショップ受講者」となります。
・「ポイント申請のための修了証」は11月24日「ワークショップ」終了後に発行予定です。
・原則として事前申請のない方への発行や再発行は致しかねますので予めご了承ください。
大会事務局 お問い合わせ先
nfbt2019@gmail.com